『影』
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よいなこて、見つけよったのぉ。
そこじゃ、そん壁んとこじゃ。
ここら一帯放射能のせいで立ち入り禁止やったからのぉ。
まさか、鹿児島に原子爆弾が落ちるとはのぉ。
一瞬じゃ。光ったかと思ったら一瞬じゃった。
熱いとも痛いとも感じんかった。
解けて焦げて吹き飛ばされて、なんにも残っとらん。
残ったんは影だけじゃ。
そん影がオイたい。
そこじゃ、そん壁んとこじゃ。
ここら一帯放射能のせいで立ち入り禁止やったからのぉ。
まさか、鹿児島に原子爆弾が落ちるとはのぉ。
一瞬じゃ。光ったかと思ったら一瞬じゃった。
熱いとも痛いとも感じんかった。
解けて焦げて吹き飛ばされて、なんにも残っとらん。
残ったんは影だけじゃ。
そん影がオイたい。
公開:18/12/21 17:58
undoodnu祭り
その影が追いたい
短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー
目にも止まらぬ遅筆を見よ!
twitterアカウント:hyoro4779
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