『緩い環状線』

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N国の電車はお国柄を反映してかとても緩い。
首都都市の環状線ですら緩いのだ。
まず、時間にルーズ。時刻表通りに来ることはまずない。
そして電車が緩いとその車内も緩い空気で満たされている。
まず靴下が緩くなる。皆ルーズソックスのようなだぶだぶになる。
あそこの女子学生らしき一団なんて一昔前の日本の光景みたいではないか。
おや、あちらの中年女性はお腹周りを気にしてかゴムのスカートだったのかな。落ちないように押さえるのに必死だ。
その点スーツ姿の僕のズボンはベルトでしっかり押さえているから平気だ。
ん?どうした。急にお腹が……。
クソ、こんなところも緩くなるなんて。
その他
公開:18/11/28 10:26
更新:18/11/28 10:36
内回りルーズソックスからの発想

ひょろ( twitterが主。あとは「月の音色」の月の文学館コーナー )

短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー

目にも止まらぬ遅筆を見よ!

twitterアカウント:hyoro4779

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