『働きたい会社』
2
11
「さあ、どこでもいい、働きたい会社を選びな」
先輩から渡されたリストにはずらりと会社名が並んでいる。
よく目にするような大企業の名はない。電話帳からランダムに抜き出したといってもわからないくらい、どこにでもよくあるような中小企業名ばかりだ。
僕はその中の一つを指さす。別に特別働きたいわけじゃない。
正直どれでもいいが、何となく勘でピンと来たのを選んだだけだ。
この企業リストは先輩たちが数年をかけて掻き集めてきたもの。暴力団が麻薬取引の隠れ蓑にしているだろうと目星を付けられた会社だ。
僕は明日から潜入捜査官としてその会社に"働き"に行く。
先輩から渡されたリストにはずらりと会社名が並んでいる。
よく目にするような大企業の名はない。電話帳からランダムに抜き出したといってもわからないくらい、どこにでもよくあるような中小企業名ばかりだ。
僕はその中の一つを指さす。別に特別働きたいわけじゃない。
正直どれでもいいが、何となく勘でピンと来たのを選んだだけだ。
この企業リストは先輩たちが数年をかけて掻き集めてきたもの。暴力団が麻薬取引の隠れ蓑にしているだろうと目星を付けられた会社だ。
僕は明日から潜入捜査官としてその会社に"働き"に行く。
その他
公開:18/10/10 19:39
短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー
目にも止まらぬ遅筆を見よ!
twitterアカウント:hyoro4779
ログインするとコメントを投稿できます