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僕と君は電話の距離だった。遠い。凄く遠い。でも耳元には君の声がする。
僕は電話を作った人を知らない。でも君と電話をする度に電話を作ってくれてありがとうと思う。
正確には電話を切って少し経ってからだけれど。

昔こんな話を聞いた。

電話の声は本人の声ではなくて、無数に保管されてる声の中から1番近い声を使っているんだ、だから電話の声は少し違うんだ。と
僕はそれが本当か嘘かは分からない。
ただ僕が分かるのは今、この瞬間、君と僕は話せているという事だけだ。

いつも夜に僕らは電話をする。
だから僕はよくあくびをする。
すると電話越しに僕のあくびが君に移る。
「今同じタイミングであくびしたね」
「電話でもあくびって移るんやね」

あくびは移ると言うが本当か嘘かは僕には分からない。
ただ僕に分かるのは、今、この瞬間君と僕はあくびをしたって事だけだ。

おやすみなさい
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公開:18/09/10 04:29

リョウスケ( 東京 )

1997年生まれの21歳です。東京
演劇やってます。作・演出です
例えば、もしも、きっとが好き
全ては振り返ればの話で、
振り返った時それは時間ではなくて瞬間

声に出して読んでほしいです。

@VagaWorld1031
↑Twitterです

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