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しとしとと、恵みの虹色雨が降り出しました。
梅雨の始まりです。
ある日、小さなコガネムシが、
あじさいの花の下で雨宿りをしていました。
「どうしよう。早くしないと、
子どもたちがお腹を空かせて待っているのに。」
「もしもし。コガネムシさん。」
見上げると、あじさいが首を垂らしています。
「お花を傘の代わりにお使いなさいな。」
コガネムシはお礼をいって、お花を一つ手に取ります。
その様子を見ていたアリたちが
「私たちにも、お花を分けてくれないかい?
早くお家に帰りたいんだ!」
あじさいはにっこり笑って、
お花を分けてあげました。
このお話が評判になって、
雨の日になると虫たちは、
あじさい屋さんへ行くようになりました。
あじさいのお花でできた傘を手に、
雨の散歩を楽しむのです。
そんなわけであじさいは、
梅雨になると、鈴なりの花を咲かせて
虫達を雨から守ってあげるのです。
梅雨の始まりです。
ある日、小さなコガネムシが、
あじさいの花の下で雨宿りをしていました。
「どうしよう。早くしないと、
子どもたちがお腹を空かせて待っているのに。」
「もしもし。コガネムシさん。」
見上げると、あじさいが首を垂らしています。
「お花を傘の代わりにお使いなさいな。」
コガネムシはお礼をいって、お花を一つ手に取ります。
その様子を見ていたアリたちが
「私たちにも、お花を分けてくれないかい?
早くお家に帰りたいんだ!」
あじさいはにっこり笑って、
お花を分けてあげました。
このお話が評判になって、
雨の日になると虫たちは、
あじさい屋さんへ行くようになりました。
あじさいのお花でできた傘を手に、
雨の散歩を楽しむのです。
そんなわけであじさいは、
梅雨になると、鈴なりの花を咲かせて
虫達を雨から守ってあげるのです。
ファンタジー
公開:18/09/04 09:55
更新:19/07/03 00:59
更新:19/07/03 00:59
#太陽物語
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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