渋滞の先頭に立つ少年

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2026年。
世界は加速度的に早くなっていった。
その対価として、人も加速することを求められた。

高速で走り続ける世界で、ゆっくり歩くものは渋滞を生む。
ある少年も、その一人だった。
何度となく未来に絶望した彼は、一つの解決策を見出す。

起業し、時間をかけ、すべての物流と交通手段を傘下に収めたのだ。
移動手段は超高額に設定され、誰も使うことはなくなった。

そして、2526年。
人々は独立した、小さな集落に暮らしていた。
足りないものは集落の中で作る。他との連絡はない。比較も、競争もない。

渋滞の先頭に立った少年は、
巨大な力をもって、渋滞という概念を無くしてしまったのだった。
ファンタジー
公開:26/10/31 09:53

蒼記みなみ( 沖縄県 )

南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。

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