まんじゅうこわい
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「おれは、まんじゅうがこわい」
そう言うとみんな、
「そんなこと言って、まんじゅう食いたいんだろ!」
とか、
「で、そのあとは『熱い茶がこわい』っつって、茶持って来させるわけだ。有名な落語だろ、それ」
とか言って、真面目に取り合ってくれない。
でもな、おれ、本当にまんじゅうが怖いんだ。だってーー
「来た!兄ちゃん、目閉じて!」
そう言って、弟がおれの顔に被さってくる。おれは渇いた笑いをこぼしつつ、弟に礼を言う。
「ありがとう。わかってくれるのは、もはや家族だけだ」
でも、ごめん。あと一歩、遅かったかな。
弟はおれの顔に張り付いて離れない。ばたばた、ねちょねちょともがいている。
まったく、なんで家族でおれだけ、まんじゅうみたいな月を見てまんじゅうになっちまうんだよ。
そう言うとみんな、
「そんなこと言って、まんじゅう食いたいんだろ!」
とか、
「で、そのあとは『熱い茶がこわい』っつって、茶持って来させるわけだ。有名な落語だろ、それ」
とか言って、真面目に取り合ってくれない。
でもな、おれ、本当にまんじゅうが怖いんだ。だってーー
「来た!兄ちゃん、目閉じて!」
そう言って、弟がおれの顔に被さってくる。おれは渇いた笑いをこぼしつつ、弟に礼を言う。
「ありがとう。わかってくれるのは、もはや家族だけだ」
でも、ごめん。あと一歩、遅かったかな。
弟はおれの顔に張り付いて離れない。ばたばた、ねちょねちょともがいている。
まったく、なんで家族でおれだけ、まんじゅうみたいな月を見てまんじゅうになっちまうんだよ。
公開:26/08/25 11:15
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき