波打ち皴
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いつからだろう。私の耳ではいつも波の音がしていた。
ザー、ザー。
バシャーン、ザザザーン。
ときに凪ぎ、ときに荒れる波の音。急になぜ?と思ったが、その音はなぜか私を呼んでいる気がした。そんな気がして、ならなかった。
ある朝のこと。身支度を整えようと鏡を覗いた時だった。目の下の涙袋が、白く濁っていた。
波だった。
涙袋は表面に何本もの深い皺を刻み、それがまるで波打ち際の波のようによれていた。
「どうして急に…」
いつか過った疑問を口にする。単に歳を取ったのだ、というだけでは済まされないことのように思った。
波音と皺は、比例するように増えていった。
母なる海、という言葉がある。すべてのものはあの大きく広い海が生んだのだと。
私もいずれ海に還るのだろうか。そして、私も海となり、誰かの母となるのだろうか。
波音を聴きながら、そんなことを思った。
ザー、ザー。
バシャーン、ザザザーン。
ときに凪ぎ、ときに荒れる波の音。急になぜ?と思ったが、その音はなぜか私を呼んでいる気がした。そんな気がして、ならなかった。
ある朝のこと。身支度を整えようと鏡を覗いた時だった。目の下の涙袋が、白く濁っていた。
波だった。
涙袋は表面に何本もの深い皺を刻み、それがまるで波打ち際の波のようによれていた。
「どうして急に…」
いつか過った疑問を口にする。単に歳を取ったのだ、というだけでは済まされないことのように思った。
波音と皺は、比例するように増えていった。
母なる海、という言葉がある。すべてのものはあの大きく広い海が生んだのだと。
私もいずれ海に還るのだろうか。そして、私も海となり、誰かの母となるのだろうか。
波音を聴きながら、そんなことを思った。
公開:26/08/23 19:06
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき