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 お盆初日。墓参りに来た。外の共同墓地ではなく、今日からは納骨堂だ。
「よかったね、ここなら暑くないね」
 外よりは断然涼しい墓前に声をかける。いつも思っていたのだ。魂も、外は暑かろう寒かろう、って。
 墓前に手を合わせ、さあ帰ろうとした時だった。どこか奥の方で賑やかな笑い声が聞こえた。時に弾けるような笑い声にもなって、こんなところで不謹慎な、と思いそっと見に行った。
 一瞬、目がおかしくなったかと思った。目の前に、白いモヤが見える。見ているとそれは人の形に見えてきた。

「りぃーっぱな墓に入れてもらって、ありがたいねえ」
「当の家族は、会いにこないけどねえ」
「あははははっ!」


「あ、松元のおじさん」
 こないだ亡くなった親戚のおじさんが、自分の墓前に立ち尽くしていた。
公開:26/08/14 10:39

さがやま なつき( 鹿児島 )

2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)

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