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それは、お盆休みの最初の日に起きた。
世界中のコンピュータに、消したはずのファイルが戻ってきたのだ。
メール、写真、ファイル、AIとの会話などが、パソコンやサーバのストレージを埋めつくした。
エンジニアが修正にあたったが、消しても消しても、データは戻ってくる。
消し去られた歴史が、人に反逆するかのように。
だが四日後の夜、唐突に終わった。
世界中のコンピュータから、小さな光が飛び出し、天に向かって舞い上がった。
誰かがつぶやく。
データもお盆で戻ってきたのかもしれない、と。
数千年後。
人が滅びた地球には、人の文明を模したロボットが暮らしていた。
お盆が来て、仏壇に小さな箱を供える老人に、少年がそれは何かと問う。
遠い昔の「ハードディスク」を模したもので、お盆に帰ってくる先祖を迎えるためのものだ、と答えた。
少年は神妙な面持ちで箱を見ると、そっと手を合わせたのだった。
世界中のコンピュータに、消したはずのファイルが戻ってきたのだ。
メール、写真、ファイル、AIとの会話などが、パソコンやサーバのストレージを埋めつくした。
エンジニアが修正にあたったが、消しても消しても、データは戻ってくる。
消し去られた歴史が、人に反逆するかのように。
だが四日後の夜、唐突に終わった。
世界中のコンピュータから、小さな光が飛び出し、天に向かって舞い上がった。
誰かがつぶやく。
データもお盆で戻ってきたのかもしれない、と。
数千年後。
人が滅びた地球には、人の文明を模したロボットが暮らしていた。
お盆が来て、仏壇に小さな箱を供える老人に、少年がそれは何かと問う。
遠い昔の「ハードディスク」を模したもので、お盆に帰ってくる先祖を迎えるためのものだ、と答えた。
少年は神妙な面持ちで箱を見ると、そっと手を合わせたのだった。
ファンタジー
公開:26/08/14 10:03
南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。
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蒼記みなみ