読むと汗をかく本
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ケンちゃんが見せてくれたのは、お得意のパラパラ漫画だった。タイトルは『読むと汗をかく本』。正直、面白いとは思わなかった。だってどのページを見ても、ただの棒人間が横を向いている絵ばかりなのだ。
「ごめん、僕にはよくわかんない」
正直に言うとケンちゃんは「おっせえなぁ。見てろよ」と、呆れた口調でパラパラ漫画を捲り始めた。早く、早く!それは早く捲る。僕はだんだんと前のめりになり、気づけばその場で腕を振り、足を蹴り出していた。
「長いね、この本」
「ああ、国語辞典だからな」
「そっか」
僕は走る。走り続ける。
「はあ、はあ」
やっと走り終えた頃には、僕は汗だくになっていた。そんな僕にケンちゃんが言う。
「これを毎日見せてやる。それでそのでっぷり腹をへこませて、おまえを馬鹿にする奴を見返してやろうぜ!」
そう言うケンちゃんは、汗もかいてないのに、顔を真っ赤にして目をそらしていた。
「ごめん、僕にはよくわかんない」
正直に言うとケンちゃんは「おっせえなぁ。見てろよ」と、呆れた口調でパラパラ漫画を捲り始めた。早く、早く!それは早く捲る。僕はだんだんと前のめりになり、気づけばその場で腕を振り、足を蹴り出していた。
「長いね、この本」
「ああ、国語辞典だからな」
「そっか」
僕は走る。走り続ける。
「はあ、はあ」
やっと走り終えた頃には、僕は汗だくになっていた。そんな僕にケンちゃんが言う。
「これを毎日見せてやる。それでそのでっぷり腹をへこませて、おまえを馬鹿にする奴を見返してやろうぜ!」
そう言うケンちゃんは、汗もかいてないのに、顔を真っ赤にして目をそらしていた。
公開:26/08/15 11:32
更新:26/08/15 11:34
更新:26/08/15 11:34
#研究室ライブ
読むと汗をかく本
だいぶ前のお題ですが(笑)
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき