生真面目すぎの代償

0
2

深夜の帰宅中、足がもつれて転んでしまった。
どこか打ったらしく、歩きづらさに耐えながら帰宅した。
靴と靴下を脱ぐと、足の指がカクカクの直方体になっていた!

それは全身に広がり、病院で「生真面目病」と診断された。
物事を四角四面に考え続けると発症するらしい。

成績優秀、品行方正な私が、こんな病気になるとは。

真面目をやめるリハビリが始まった。
辛い。水の中で息をしているようだ。

病状は進行し、手足が積み木のようになってきた。
最終的に、1つの立方体になるという。

やけになった私は、自分を律することをやめた。
そうすると、いろんなものとぶつかった。
身体も、心も。
そしたら――「角」が、取れてきたのだ。
同時に、心身が軽くなってきた。

今はすっかり元通りだ。
真面目はやめ、良い加減に生きることにしている。
何事もほどほどが一番だと思い知ったのだった。
ファンタジー
公開:26/04/18 11:10

蒼記みなみ( 沖縄県 )

南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容