やさしい世界
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川があった。水は涸れていた。生き物が一頭、やってきた。アライグマだった。脇の下に魚を挟んでいる。そいつはまっすぐ歩いてくると、水が張っていたであろう岩場に足を踏み入れた。あたりをきょろきょろ見ている。今頃気付いたようだ、水がないことに。
「へへっ、ばかじゃん」
笑う俺。そのとき、川が動いた。石が転がり、砂が走る。アライグマも動く。もう一度いう、水はない。水はないのだ。
と、どこかで川のせせらぎが聞こえた。これらはそちらに向かおうとしているようだ。アライグマの困りようを察知したか。
「ばかは俺じゃん」
アライグマを笑った自分を恥じた。
「へへっ、ばかじゃん」
笑う俺。そのとき、川が動いた。石が転がり、砂が走る。アライグマも動く。もう一度いう、水はない。水はないのだ。
と、どこかで川のせせらぎが聞こえた。これらはそちらに向かおうとしているようだ。アライグマの困りようを察知したか。
「ばかは俺じゃん」
アライグマを笑った自分を恥じた。
公開:26/03/16 18:16
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき