母性本能をくすぐるひざ
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ある女が逮捕された。道行く人の膝という膝を撫でまくっていたらしい。奇妙な事件、女の取り調べと証拠集めは長引いた。
捜査が動いたのは、とある若い警官が取り調べ室に入ってきたときだ。顔を歪めて入室してきた警官。ちら、とそちらを見るなり女が立ち上がった。そして警官の足元に膝をつくと、警官の膝を撫で始めた。
「……いの、……と…け、い…と……け」
女はなにごとか呟いていた。
このことが動かぬ証拠となり、女に判決が下された。情状酌量の余地有り、非常に軽い罪だ。
「なぜだ、なぜそういう判決になった?」
部下に聞くと、そいつも膝をさすりながらこう言った。
「警部も味わってみてください。必ず情状酌量を求めますよ」
その意味は、女が唱えていた言葉にあった。自分も撫でられたらしい部下はそれを口にした。
「いたいのいたいの、とんでいけ。痛いの痛いの、飛んでいけ」
捜査が動いたのは、とある若い警官が取り調べ室に入ってきたときだ。顔を歪めて入室してきた警官。ちら、とそちらを見るなり女が立ち上がった。そして警官の足元に膝をつくと、警官の膝を撫で始めた。
「……いの、……と…け、い…と……け」
女はなにごとか呟いていた。
このことが動かぬ証拠となり、女に判決が下された。情状酌量の余地有り、非常に軽い罪だ。
「なぜだ、なぜそういう判決になった?」
部下に聞くと、そいつも膝をさすりながらこう言った。
「警部も味わってみてください。必ず情状酌量を求めますよ」
その意味は、女が唱えていた言葉にあった。自分も撫でられたらしい部下はそれを口にした。
「いたいのいたいの、とんでいけ。痛いの痛いの、飛んでいけ」
公開:26/03/01 04:46
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき