結晶を痕に

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 灰色が沁みた膜が漂っていた。流れ、形を変えて。繋がり続けて覆い隠す。

 濾過された光は細く、地表は淡く照らされていた。溢れ、零れた粒に冷風が触れる。結晶となって舞い降りた。

 絶え間なく。
 積み重ねて。

 暗く拡がる地平を、白く塗り替えていく。

 吐いた息は姿を現す。
 揺らめき、昇り、擦れ違った。
 
 数多の結晶と。

 前に踏み出し、脚が沈む。
 繰り返し、膝を上げて。

 ────痕は埋まり、また。
SF
公開:26/06/25 18:43
人それぞれの 心の傷 結晶 埋めるものは

shige5964

哲学的な掌編を書いています。基本Show Dont Tellです。文章にAIを一切使用していません。画像はAIです。ブログに作品を置いてますので、ご興味があればこちらも是非。
https://baseman0406.blogspot.com/?m=1

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