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調査隊とはぐれた俺は、偶然見つけた建物の中で座り込んでいた。
元は窓だったのだろう部分から、外を見る。
灼熱の砂漠が、どこまでも広がっていた。

しばしの休憩の後、建物を探索した。
金属の箱を見つけ、慎重に開けてみる。
中には缶が入っていた。
青、赤、黄。缶自体にも加工がされており、それぞれ形が異なる。

缶切りを取り出し、開けてみた。
中には漆黒の液体が入っていた。この星の生物用だろうか。焦げたような妙な匂いがした。
缶を放ると、俺は体力を温存するため座り込んだ。

救出隊に見つけられたのは、それから数時間後。

建物があった場所は、かつてのこの星の大都会で、記録に残っていたことが幸いした。
それから。
黒い液体は、「缶コーヒー」という嗜好品だったことを後から知った。

こっそりもってきた缶コーヒーを机に並べ、ニヤリと笑う。
あの惑星「地球」に、少し興味が湧いてきた。
ファンタジー
公開:26/05/24 09:20

蒼記みなみ( 沖縄県 )

南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。

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