ボンボンウオ
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夕方の交番に上品な装いの小柄な女性が駆け込んできた。
「私のボンボンウオを探して!」
「ボンボンウオですか?」
「そう!今朝、ごはんをあげようとしたら、薄い膜をぷちっと破って逃げ出してしまったの!早く見つけてあげないと、あの子……っ」
最後まで言えず、女性は嗚咽を漏らし始めてしまう。
イマイチ要領を得ないが、ともかくおれは女性と共に探しに出た。途中、女性が話してくれる。どうやらボンボンウオはおなかに吸盤がある小さい魚で、いろいろな所に貼り付く習性があるらしい。
「とても貴重な子なの。レアものなの。」
そう女性が言ったとき、おれはあるものを見つけて足を止めた。
「もしかして、あれですか?」
それは潰れた点字ブロックの上にいた。小粒な体を左右に揺らす、色とりどりなやつ。
「ボンちゃん!ビンちゃん!」
駆け寄る女性は、嬉しさで白杖を投げ捨てた。
「私のボンボンウオを探して!」
「ボンボンウオですか?」
「そう!今朝、ごはんをあげようとしたら、薄い膜をぷちっと破って逃げ出してしまったの!早く見つけてあげないと、あの子……っ」
最後まで言えず、女性は嗚咽を漏らし始めてしまう。
イマイチ要領を得ないが、ともかくおれは女性と共に探しに出た。途中、女性が話してくれる。どうやらボンボンウオはおなかに吸盤がある小さい魚で、いろいろな所に貼り付く習性があるらしい。
「とても貴重な子なの。レアものなの。」
そう女性が言ったとき、おれはあるものを見つけて足を止めた。
「もしかして、あれですか?」
それは潰れた点字ブロックの上にいた。小粒な体を左右に揺らす、色とりどりなやつ。
「ボンちゃん!ビンちゃん!」
駆け寄る女性は、嬉しさで白杖を投げ捨てた。
公開:26/05/05 19:02
更新:26/05/05 19:09
更新:26/05/05 19:09
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき