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湖行きを抜け出した四人は、その屋敷へ向かった。柵を乗り越え荒れた庭を進み、屋敷の外を巡る。窓は全ての鎧戸が閉まっていた。扉の鍵は容易に開く。廊下は暗く奥へ伸びている。先頭にライトを持つルイ、次にジャン、三番目にミナ、最後はアラン。最初の部屋は客間だ。ライトをかざすとビロードの服を着た人形が椅子に座っていた。「脅かすなよ」ジャンが言い「誰かの悪戯ね」とミナ。アランは溜息だ。次は食堂。テーブルと食器類が綺麗に残っている。最後のドアを開けると居間だった。ソファと青の絨毯、古いピアノと書棚があった。一番奥の暖炉の上には絵が掛かっている。ルイが近寄って見ると質の悪い複製画だった。「なんだ。何も無いじゃないか!」と言ってルイは皆を振り返った。後には誰もいなかった。ただ先刻の人形が居た。眼がずれている。それはジャンの声音で言った「全くだ」ミナの声で「がっかり」アランが「帰ろうよ」
「湖に行けばよかった」
ホラー
公開:18/07/24 03:09
更新:18/07/24 12:29

北澤奇実

 最早、自分でも誤魔化しようの無い事態ですが、夏風邪をひきました。

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