『超圧迫面接』
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ノックの音も足音もさせずに、就活生は部屋に入ってきた。
「ほう、名乗りもしないとはいい態度じゃないか」
面接官はギロリと就活生を睨む。
「早く座れ、言われないと何も出来ない指示待ち人間か!」
就活生は席につく。
「まずは志望動機だ。なぜうちを選んだ!言え!」
「......」
「ふん、喋らないつもりか。強情だな。しかしいつまで黙っていられるかなっ!」
パァン!
面接官の平手打ち。それでも就活生は黙ったままだ。
「次は拳が飛ぶぞ」
「......」
「貴様ぁ!!」
面接官の拳が唸り、就活生は椅子ごと吹っ飛んだ。
「......」
就活生は痛いと言う表情さえ見せていない。
逆に面接官の顔はほころんだ。
「よろしい、合格だ。忍者には秘密を守るため拷問に耐え抜く忍耐が必要だからな。ようこそ、伊賀忍者軍団へ」
「ほう、名乗りもしないとはいい態度じゃないか」
面接官はギロリと就活生を睨む。
「早く座れ、言われないと何も出来ない指示待ち人間か!」
就活生は席につく。
「まずは志望動機だ。なぜうちを選んだ!言え!」
「......」
「ふん、喋らないつもりか。強情だな。しかしいつまで黙っていられるかなっ!」
パァン!
面接官の平手打ち。それでも就活生は黙ったままだ。
「次は拳が飛ぶぞ」
「......」
「貴様ぁ!!」
面接官の拳が唸り、就活生は椅子ごと吹っ飛んだ。
「......」
就活生は痛いと言う表情さえ見せていない。
逆に面接官の顔はほころんだ。
「よろしい、合格だ。忍者には秘密を守るため拷問に耐え抜く忍耐が必要だからな。ようこそ、伊賀忍者軍団へ」
その他
公開:18/07/19 17:10
短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー
目にも止まらぬ遅筆を見よ!
twitterアカウント:hyoro4779
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