『植物研究家』

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「植物には耳があるって言う研究を知っているだろう?」
「それは、クラシックを聞かせ続けたら獲れた実が美味しかったとか言うやつかしら?」
「そうそれ。で、俺は考えたわけよ。耳があるなら目もあるんじゃないかって」
「またあなたの変な研究者魂に火が着いちゃったのね。で、どんな実験をしたの?」
「とびっきりの美女達の写真を集めて回りを囲んでみた。被験対象はベゴニアだ」
「それで結果は?品評会金賞レベルの花が咲いたのかしら。って、あなたの顔を見ればわかるわ。失敗したのね」
「そうなんだ。雄花の茎ばっかりがひょろ長い不格好なやつが出来上がったよ」
「ああ、花のしたが伸びたのね」
その他
公開:18/06/25 23:00

ひょろ( twitterが主。あとは「月の音色」の月の文学館コーナー )

短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー

目にも止まらぬ遅筆を見よ!

twitterアカウント:hyoro4779

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