はなちょうちん

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どうしよう。鼻をかみたい。
だけど手元にはティッシュがない。

面倒くさいが、ティッシュを獲りにいかなくちゃ。

私は仕方なく、ティッシュ棒を手に外へ出た。
これでティッシュを絡め獲るのだ。

今日は赤坂で大量発生している模様。
花粉の時期を見計らってか、かなり上空を飛んでいる。

思い切り背伸びをして、
ティッシュを獲ろうとしたその瞬間。
「ヘプッシッ!」

見事な鼻提灯がぷっくり出た。


しめた!ボーナスチャンスだ!


私は鼻から息を吹き出し、
ソレをゆっくり膨らませる。

足が地面から離れ、
静かにティッシュに近づいた。

棒を一気に振り下ろすと、
大量のティッシュが引っ掛かった!やった!

鼻提灯は程なく縮み、私は地面に着地する。


さて取れたはいいが。
ティッシュ達は棒にヒシと噛みついていて、
剥がすのはもっと面倒なのだ。

こいつらに鼻を噛んでもらうのは、いつになるやら。
その他
公開:18/08/31 20:40

やまのまや( 東京 )

いそがしさにかまけて、しばらくお留守にしていたら。
初めての入賞を頂戴いたしました。素直にうれしいです♪
https://short-short.garden/contest/532923
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)

さぁさ! もの語りをはじめよう

400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と

明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン

垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る

さぁさ! もの語りが始まるよ!

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