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その鳥を素手で捕まえると、
どんな願いでも聞いてくれるらしい。
僕は目撃情報を元に、
池袋駅地下街を高速で走り回るキウイを探し続けた。
あらゆる情報を金で買い、汚い世界にまで足を突っ込んだ。
僕には、どうしても叶えたい夢があるのだ。
そしてついに!
予想通り、改札口から高速で猛ダッシュしたところを…
…わしっ!!
「…あ~あ、捕まってもうたなぁ」
へ? おっさん?
「なんやぎょーさん、ワシんこと嗅ぎまわっとったやろ?
ま、ええわ。ほれ、願い言うてみぃ?」
拍子抜けだが、僕は願いをキウイにささやいた。
キウイは優しく、ウンウンと聞いてくれた。
「ほうかほうか。まぁ、頑張れや。じゃ!」
え? 待って! 話が違う!!
「は? 聞くだけじゃ、ボケ!
ただ一言だけ言っとくわ。
ワシ捕まえる根性あるんなら、何だって自力でできるわ!」
僕は、大切な何かに気づかされた。
どんな願いでも聞いてくれるらしい。
僕は目撃情報を元に、
池袋駅地下街を高速で走り回るキウイを探し続けた。
あらゆる情報を金で買い、汚い世界にまで足を突っ込んだ。
僕には、どうしても叶えたい夢があるのだ。
そしてついに!
予想通り、改札口から高速で猛ダッシュしたところを…
…わしっ!!
「…あ~あ、捕まってもうたなぁ」
へ? おっさん?
「なんやぎょーさん、ワシんこと嗅ぎまわっとったやろ?
ま、ええわ。ほれ、願い言うてみぃ?」
拍子抜けだが、僕は願いをキウイにささやいた。
キウイは優しく、ウンウンと聞いてくれた。
「ほうかほうか。まぁ、頑張れや。じゃ!」
え? 待って! 話が違う!!
「は? 聞くだけじゃ、ボケ!
ただ一言だけ言っとくわ。
ワシ捕まえる根性あるんなら、何だって自力でできるわ!」
僕は、大切な何かに気づかされた。
ファンタジー
公開:18/08/23 18:02
更新:18/08/24 01:03
更新:18/08/24 01:03
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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