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草枕で必ず教わるこのくだり。
古典の教科書に
「山の背」「山の歯」と当て字して、
骸骨人形を落書きして、にまっとほくそ笑んでいた。
「ちょっと!訂正しなさいよ!!」
背中から金切り声がした。
振り返ると、美しい女神がそこにいた。
「侮辱にもほどがあるわ!」
「あのう、どちら様…」
「そんなこと、どうだっていいのよ!」
「山は神様!山は信仰の対象!
いい?二度とおかしなコト、考えないで頂戴!」
「やまはかみさま… やまはしんこう…」
「?! ちょっと!
今『ヤマハ』って当て字したでしょ!?」
「は! いや!」
見抜かれた。
「もう!いい加減にして頂戴!
あなたに、大切な神託を授けようと思ったのに。。。」
かくて女神は、
ぷりぷりと怒って帰ってしまった。
神託を聞き洩らした僕は、
引き続き教科書に落書きをする。
え? 世界の危機かも?
そんなの、ほかの誰かがやってくれるさ。
古典の教科書に
「山の背」「山の歯」と当て字して、
骸骨人形を落書きして、にまっとほくそ笑んでいた。
「ちょっと!訂正しなさいよ!!」
背中から金切り声がした。
振り返ると、美しい女神がそこにいた。
「侮辱にもほどがあるわ!」
「あのう、どちら様…」
「そんなこと、どうだっていいのよ!」
「山は神様!山は信仰の対象!
いい?二度とおかしなコト、考えないで頂戴!」
「やまはかみさま… やまはしんこう…」
「?! ちょっと!
今『ヤマハ』って当て字したでしょ!?」
「は! いや!」
見抜かれた。
「もう!いい加減にして頂戴!
あなたに、大切な神託を授けようと思ったのに。。。」
かくて女神は、
ぷりぷりと怒って帰ってしまった。
神託を聞き洩らした僕は、
引き続き教科書に落書きをする。
え? 世界の危機かも?
そんなの、ほかの誰かがやってくれるさ。
ホラー
公開:18/08/22 20:59
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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