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あたしの耳には
普通では、聞こえないものが聞こえてくる。
誰かの心、ひとり分。
ただ、誰かはわからない。
あの日も、バス停で待っていたら。
またあの「声」が聞こえてきた。
『…今日も、残業か』
『メシ、食いたいな』
どうやら男の人らしい。
このバスに乗るのかな?
『結局、また殺すことになるんだよな』
…え?
『あーあ、面倒くせぇな』
『いい獲物、いねぇかな』
殺人?
それよりも、誰の声かしら??
見まわしたけど、それらしい人なんて見当たらない。
もし殺人だったら、どうしよう。
証拠もないし、突き止めようにも…
『やっぱ、しゃーねぇ』
『今夜も、ヒト狩りするか』
声の方に目をやると、
ゲームをしている男の人が見えた。
なぁんだ。ゲームの話かぁ。
でも。。。
あたし、その男と目が合った。
男はあたしを一瞬みて、目をそらして薄く笑った。
『今夜は、アイツにするか…』
普通では、聞こえないものが聞こえてくる。
誰かの心、ひとり分。
ただ、誰かはわからない。
あの日も、バス停で待っていたら。
またあの「声」が聞こえてきた。
『…今日も、残業か』
『メシ、食いたいな』
どうやら男の人らしい。
このバスに乗るのかな?
『結局、また殺すことになるんだよな』
…え?
『あーあ、面倒くせぇな』
『いい獲物、いねぇかな』
殺人?
それよりも、誰の声かしら??
見まわしたけど、それらしい人なんて見当たらない。
もし殺人だったら、どうしよう。
証拠もないし、突き止めようにも…
『やっぱ、しゃーねぇ』
『今夜も、ヒト狩りするか』
声の方に目をやると、
ゲームをしている男の人が見えた。
なぁんだ。ゲームの話かぁ。
でも。。。
あたし、その男と目が合った。
男はあたしを一瞬みて、目をそらして薄く笑った。
『今夜は、アイツにするか…』
ホラー
公開:18/08/19 10:12
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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