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ゆうくんが作ったてるてる坊主は、
明日の遠足が晴れるように、
お日様のところへ
お願いに行こうと思いました。
森を抜けるときは、
狐が助けてくれました。
川を渡るときは、
トンビが助けてくれました。
フクロウが
道を教えてくれました。
乱暴雲に体をちぎられ、
強い北風に運ばれて、
たくさんたくさん歩いたので
体はもうボロボロ。
それでもお山を登って行きます。
そうして
高いお山のてっぺんで、
やっとお日様を見つけました。
熱く輝くお日様に、
大きな声でお願いします。
「お日様! お日様! お願いです!
明日のお天気、
どうか晴らしてくださいませ。」
お日様が声に気がついて、
振り返ったその瞬間。
てるてる坊主は、
小さな炎になって消えました。
次の日の朝
お空はすっかり晴れました。
そのお空の真ん中に、
大きなてるてる坊主の雲が、
ほっこり浮かんでいましたとさ。
明日の遠足が晴れるように、
お日様のところへ
お願いに行こうと思いました。
森を抜けるときは、
狐が助けてくれました。
川を渡るときは、
トンビが助けてくれました。
フクロウが
道を教えてくれました。
乱暴雲に体をちぎられ、
強い北風に運ばれて、
たくさんたくさん歩いたので
体はもうボロボロ。
それでもお山を登って行きます。
そうして
高いお山のてっぺんで、
やっとお日様を見つけました。
熱く輝くお日様に、
大きな声でお願いします。
「お日様! お日様! お願いです!
明日のお天気、
どうか晴らしてくださいませ。」
お日様が声に気がついて、
振り返ったその瞬間。
てるてる坊主は、
小さな炎になって消えました。
次の日の朝
お空はすっかり晴れました。
そのお空の真ん中に、
大きなてるてる坊主の雲が、
ほっこり浮かんでいましたとさ。
ファンタジー
公開:18/08/15 22:10
更新:19/07/03 01:04
更新:19/07/03 01:04
#太陽物語
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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