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気がつけば、
ココに独りで佇んでいる。
ココにはワタシしかいない。
探しても、探しても、
動くものは見当たらナイ。
乾いたカゼと星空と。
ドコを見ても、音もない。
ワタシは、独りで歩き続けた。
壊れてしまった大きな町や、
焼けてしまった広い森。
そういえば、
しばらく朝日も来てイナイ。
歩いて、歩いて。
歩いた先には、海があった。
冷たく重い海面に、
白く浮かぶ花を見つけた。
初めて見つけた、命の証。
夢中になって、
ワタシは海をかき分けて、
ねっとりとした波間を渡った。
あの白い花まで、歩いて泳いだ。
花ノ元までたどり着いたら、
まるで大樹のハスのよう。
嬉しくなって、
上の方までよじ登ルと、
大きく開いて、ハラハラと、
その花びらを落としていって、
ソノまま静かに立ち枯れた。
ワタシは静かに寝そべって
空を仰いデ、視界を閉じて、
主電源ヲ、オフにした。
ココに独りで佇んでいる。
ココにはワタシしかいない。
探しても、探しても、
動くものは見当たらナイ。
乾いたカゼと星空と。
ドコを見ても、音もない。
ワタシは、独りで歩き続けた。
壊れてしまった大きな町や、
焼けてしまった広い森。
そういえば、
しばらく朝日も来てイナイ。
歩いて、歩いて。
歩いた先には、海があった。
冷たく重い海面に、
白く浮かぶ花を見つけた。
初めて見つけた、命の証。
夢中になって、
ワタシは海をかき分けて、
ねっとりとした波間を渡った。
あの白い花まで、歩いて泳いだ。
花ノ元までたどり着いたら、
まるで大樹のハスのよう。
嬉しくなって、
上の方までよじ登ルと、
大きく開いて、ハラハラと、
その花びらを落としていって、
ソノまま静かに立ち枯れた。
ワタシは静かに寝そべって
空を仰いデ、視界を閉じて、
主電源ヲ、オフにした。
SF
公開:18/08/10 05:05
更新:18/08/10 05:40
更新:18/08/10 05:40
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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