ちいさなひまわり ~ 太陽物語

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まだ、太陽が
神様のようにおしゃべりしていた時代。

一輪のちいさなヒマワリが
地面とおしゃべりしてました。

「あなた達は、私が邪魔で、
 お日様の力に授かれないのね。」

「それでいいのさ。
 オレたちは、
 君らがしっかり立つためにあるのだから。
 お日様を直接浴びたら、焼けこげちゃうよ」

「そういうものかしら。」

ふうん、とヒマワリは唸った後、
とてもいいことを思いついた風に笑いました。

「そうだわ!
 少しだったら、
 私のお顔に載せられるじゃない!
 一緒に、お日様を見ることができるわ!」

今度は、地面がふうん、と唸ります。

「だったら、
 君が持てるだけ、
 オレの兄弟を持ち上げてくれ。
 汚れちまっても文句はなしだよ。」

そういわれたヒマワリは、
葉っぱの両手で、そぅっと地面を持ち上げました。

そして、お顔の真ん中に載せて、
今でもお日様を見つめているのです。
ファンタジー
公開:18/08/07 00:23
更新:19/07/03 00:58
#太陽物語

やまのまや( 東京 )

いそがしさにかまけて、しばらくお留守にしていたら。
初めての入賞を頂戴いたしました。素直にうれしいです♪
https://short-short.garden/contest/532923
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)

さぁさ! もの語りをはじめよう

400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と

明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン

垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る

さぁさ! もの語りが始まるよ!

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