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まだ、太陽が
神様のようにおしゃべりしていた時代。
一輪のちいさなヒマワリが
地面とおしゃべりしてました。
「あなた達は、私が邪魔で、
お日様の力に授かれないのね。」
「それでいいのさ。
オレたちは、
君らがしっかり立つためにあるのだから。
お日様を直接浴びたら、焼けこげちゃうよ」
「そういうものかしら。」
ふうん、とヒマワリは唸った後、
とてもいいことを思いついた風に笑いました。
「そうだわ!
少しだったら、
私のお顔に載せられるじゃない!
一緒に、お日様を見ることができるわ!」
今度は、地面がふうん、と唸ります。
「だったら、
君が持てるだけ、
オレの兄弟を持ち上げてくれ。
汚れちまっても文句はなしだよ。」
そういわれたヒマワリは、
葉っぱの両手で、そぅっと地面を持ち上げました。
そして、お顔の真ん中に載せて、
今でもお日様を見つめているのです。
神様のようにおしゃべりしていた時代。
一輪のちいさなヒマワリが
地面とおしゃべりしてました。
「あなた達は、私が邪魔で、
お日様の力に授かれないのね。」
「それでいいのさ。
オレたちは、
君らがしっかり立つためにあるのだから。
お日様を直接浴びたら、焼けこげちゃうよ」
「そういうものかしら。」
ふうん、とヒマワリは唸った後、
とてもいいことを思いついた風に笑いました。
「そうだわ!
少しだったら、
私のお顔に載せられるじゃない!
一緒に、お日様を見ることができるわ!」
今度は、地面がふうん、と唸ります。
「だったら、
君が持てるだけ、
オレの兄弟を持ち上げてくれ。
汚れちまっても文句はなしだよ。」
そういわれたヒマワリは、
葉っぱの両手で、そぅっと地面を持ち上げました。
そして、お顔の真ん中に載せて、
今でもお日様を見つめているのです。
ファンタジー
公開:18/08/07 00:23
更新:19/07/03 00:58
更新:19/07/03 00:58
#太陽物語
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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