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「だからね。あの喫茶店。
行ける人と、行けない人がいるのですって。」
駅を降りて3つ目の角、
左に曲がって3軒目。
その噂は風のように広まっていく。
私にとって
その駅は馴染みの地元で、
そんな喫茶店があった記憶はついぞない。
「行った人は、帰ってこれないのですってよ。」
「じゃあなんで、
そこに喫茶店があるなんてわかるんだい?」
「見たけど、
入らないで戻ってきた人がいるそうよ。」
食べログにもGoogleにも載っていない
地元の不思議な喫茶店。
どんな珈琲をだすのだろう?
好奇心が募る私は、
とあるその朝、
喫茶店と巡り合えた。
恐る恐る扉をくぐり、
珈琲を口にした刹那。
芳醇な香りは脳髄を駆け。。。
そこで見た私の未来。
私の時間は
珈琲の湯気に溶け、
肉体が芳香と交じり合う。
その幸福感に包まれて、
今も私はここにいるのです。
行ける人と、行けない人がいるのですって。」
駅を降りて3つ目の角、
左に曲がって3軒目。
その噂は風のように広まっていく。
私にとって
その駅は馴染みの地元で、
そんな喫茶店があった記憶はついぞない。
「行った人は、帰ってこれないのですってよ。」
「じゃあなんで、
そこに喫茶店があるなんてわかるんだい?」
「見たけど、
入らないで戻ってきた人がいるそうよ。」
食べログにもGoogleにも載っていない
地元の不思議な喫茶店。
どんな珈琲をだすのだろう?
好奇心が募る私は、
とあるその朝、
喫茶店と巡り合えた。
恐る恐る扉をくぐり、
珈琲を口にした刹那。
芳醇な香りは脳髄を駆け。。。
そこで見た私の未来。
私の時間は
珈琲の湯気に溶け、
肉体が芳香と交じり合う。
その幸福感に包まれて、
今も私はここにいるのです。
ファンタジー
公開:18/08/06 23:06
更新:18/08/31 16:22
更新:18/08/31 16:22
#メトロ丸ノ内線
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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