流れ星に願いを

「あっ流れ星…
てか願い事しても叶わないからなぁ」

『そら対価を払わないからだ』

「えっ、誰？」

『ん、流れ星、対価払うんだった何でも願い叶えるよ』

「マジか！で、対価って？」

『そうね、人は何も食べないと40日位しか生きられないんしょ、じゃあ60日何も食べずに生きてたら願を叶えてあげるけど…やる？』

「おう、や、やってやんよ」

30日が過ぎた辺りで当然倒れました…

『サービスで救急車呼んどいたから、もう止める？』

「止めねぇよ、点滴は食べた事にならねぇからな」

『おぅ、後30日か…頑張れよ』

そして60日が過ぎた、朦朧とする意識の中で奴の声が…

『コングラチュレーション！やったね、ヒューヒュー！さぁ何を願う？何でも願いを叶えちゃう！さぁさぁなになに？』

「…な……何か食べ…たい……」

『うん、もう何～でも食べていいよ～
ね♪流れ星の願い事って叶うでしょ！』