湯たんぽ駐車場

『最後だぁ、危ない危ない』

駅前の湯たんぽ駐車場は
流石に師走にもなると直ぐに一杯になる

『明日は少し早く起きて来ないと停められないかも…』
そんな事を思いながら満員電車に乗り込む
残業を終えて帰ってくる頃には温かくなってる湯たんぽ
朝停めて、帰りに持って帰ればお湯を替える事もなく直ぐに使えるから
湯たんぽ駐車場は忙しいサラリーマンには必須

『はっ！ヤバい！ついつい温かくて寝過ごした！』

その日はもう駐車場は一杯だった…