トイレのない京都

2
7

時は平安の昔。まだ、公衆衛生といった概念のない時代。
都の人々は糞便をその辺にし放題だった。
それを見かねた朝廷はこんな御触れを出した。
「糞便は河川にてするべし」
とはいっても今までが今までだけに平民たちはこんな御触れに従うわけがない。
これで困ったのは政治に関わる役人である貴族たちだ。立場上、上からの達しには従わざるを得ない。
そして、都の中心部に住む彼らにとって、その場所は遠い。
漏れそうになる股間を押さえながら、のろのろ行く牛車の御者を叱り飛ばしつつ、彼らはそこへ向かったのだ。
そして、ようやく目的地が見えた時、彼らは言う。
「ああ、川や!川や!」
その他
公開:19/10/01 22:19
更新:19/10/01 22:20
スクー トイレのない京都

ひょろ( twitterが主。あとは「月の音色」の月の文学館コーナー )

短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー

目にも止まらぬ遅筆を見よ!

twitterアカウント:hyoro4779

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容