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校舎の裏の、マナモがひそかにお昼休み、ひとりで日向ぼっこをしている場所におさげの少女が、ゆるやかな日差しのなか、お昼寝をしている。そのおさげの少女をみとめると、マナモはゆっくり近づいていく。静かに足音を立てず、気配を消し、すみやかに、けれど、ぎこちない動きで。手をのばせばそのおさげの少女にふれようかという位置までマナモが来たときだった。少女のそのほほに、マナモの気配の欠片がふれたのか、少女が目を覚ましてしまった。マナモはあわて、何かを言わないと、と思う。
―キスしていい?
少女にいだいていた淡い思いを、マナモは口走ってしまう。
―いいよ
少女はあっさりそれに応じる。
マナモがやわらかな口づけを終えると、少女は笑みを見せ、再び、眠りに落ちていった。
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―キスしていい?
少女にいだいていた淡い思いを、マナモは口走ってしまう。
―いいよ
少女はあっさりそれに応じる。
マナモがやわらかな口づけを終えると、少女は笑みを見せ、再び、眠りに落ちていった。
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青春
公開:25/11/06 15:59
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あまなす