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僕には人の頭上に風船が見える
透明な大きな風船の中にピンク色のハートがふわふわ浮いているのだ
人に親切にされた時、そのハートは貯まるらしかった
それがわかってから僕は人に親切にしてハートが貯まるのを見るのが好きだった
そんなある日転校生がやってきた
その子の頭上の風船は空っぽだった
僕はそれを見て必死に転校生に親切にした
そしたらどんどんハートは貯まってついには風船がはち切れそうになってしまった
怖くなった僕は次の日学校を休むと転校生が来て、授業をまとめたノートを手渡してきた
「…よかったらどうぞ」
その時転校生の風船が破裂してハートが飛び散った
なんとなくそのハートが僕の頭上の風船に入った気がした
透明な大きな風船の中にピンク色のハートがふわふわ浮いているのだ
人に親切にされた時、そのハートは貯まるらしかった
それがわかってから僕は人に親切にしてハートが貯まるのを見るのが好きだった
そんなある日転校生がやってきた
その子の頭上の風船は空っぽだった
僕はそれを見て必死に転校生に親切にした
そしたらどんどんハートは貯まってついには風船がはち切れそうになってしまった
怖くなった僕は次の日学校を休むと転校生が来て、授業をまとめたノートを手渡してきた
「…よかったらどうぞ」
その時転校生の風船が破裂してハートが飛び散った
なんとなくそのハートが僕の頭上の風船に入った気がした
SF
公開:25/11/05 17:57
更新:25/11/08 18:40
更新:25/11/08 18:40
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橘 きり