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ある日、遠い星の国から、金色の羽を持つ王が訪れた。彼の馬車は雲を渡り、七色の光をまとって城の庭に降り立った。我が国の王はこれを歓迎し、空に虹の橋をかけ、千の鐘を鳴らして盛大に迎えた。二人の王が握手を交わすと、大地からは花々が咲き乱れ、鳥たちは歓迎の歌を合唱した。
国王が先ず案内したのは時の湖。その水面を覗くと、過去と未来が交互に映り、人の運命をそっと語るという。外国の王はそこに、まだ見ぬ子孫の姿を見て涙を流した。
次に向かったのは眠る山。夜になると山全体がまぶたを閉じ、夢の中で古代の物語を語るという。二人の王が耳を澄ますと、世界がまだ誕生する前の歌が聞こえた。
夜の宴では星の果実と月の酒がふるまわれ、風が竪琴のように鳴り、空には七色の光の花が咲いた。
別れの朝、外国の王は羽を一枚残し、これは友情の証と微笑んだ。その羽はいまも風に乗って空を渡り、二人の王の絆を語り続けているという。
国王が先ず案内したのは時の湖。その水面を覗くと、過去と未来が交互に映り、人の運命をそっと語るという。外国の王はそこに、まだ見ぬ子孫の姿を見て涙を流した。
次に向かったのは眠る山。夜になると山全体がまぶたを閉じ、夢の中で古代の物語を語るという。二人の王が耳を澄ますと、世界がまだ誕生する前の歌が聞こえた。
夜の宴では星の果実と月の酒がふるまわれ、風が竪琴のように鳴り、空には七色の光の花が咲いた。
別れの朝、外国の王は羽を一枚残し、これは友情の証と微笑んだ。その羽はいまも風に乗って空を渡り、二人の王の絆を語り続けているという。
ファンタジー
公開:25/10/28 16:06
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gonsuke