0
2

ただの庭師である僕は、分不相応にも貴族のお嬢様に恋をした。
お嬢様も私を好いて下さり、僕達は相思相愛であるものの身分の差故、その恋路は茨の道であると想像に難くなかった。
僕達が結ばれることは絶対にない…そう思っていたのは僕だけのようでした。
お嬢様は庭師の僕に命じました。
「私達の恋路が茨の道であるというのなら、庭師の貴方が茨の道をバラの花咲く花道に変えてくれたらいいだけですわ」
お嬢様の考えに僕は唖然としました。
「貴方はいつも通り、私の歩く先を花道に変えてくれるだけでいいのです。切った茨の枝葉は私の後ろにでも捨てていきなさい。それは私達を追ってくるものの邪魔となるでしょう。ええ、まさに私達の恋路を邪魔する者達にとって、茨の道となるでしょうから」
お嬢様が私に手を差し出してくる。僕はその手を取った。
僕はお嬢様をこの茨の道でエスコートすると決めた。それはきっと、僕にしか出来ない事だから。
公開:25/10/22 21:06

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
そのIDも凍結されてしまったので旧アカウントには手出しができない状態です。
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…2年経過で、ただただ失望した…3年経過で、もういい加減退会したい…

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容