安心
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会社の昼休み、近所のレストランに行った。
店先に貼り紙があった。
『今日の毒入りは三つです。』
三つか。三つじゃ、まず大丈夫だろう。こないだの九つの時だって毒入りを引かなかった俺だ。
俺はハンバーグ定食を注文した。
同時に、俺より先にいた男の客のテーブルに、生姜焼き定食が運ばれてきた。男は割り箸を割ってそいつを食い始めた。
と、その途端、男がぶっ倒れた。毒入りだったようだ。
店員が来て、男の死体を片付け始めた。
俺は店員に尋ねた。
「それいくつ目だい?」
「二つ目です」
俺は安心して、ハンバーグ定食を待った。
店先に貼り紙があった。
『今日の毒入りは三つです。』
三つか。三つじゃ、まず大丈夫だろう。こないだの九つの時だって毒入りを引かなかった俺だ。
俺はハンバーグ定食を注文した。
同時に、俺より先にいた男の客のテーブルに、生姜焼き定食が運ばれてきた。男は割り箸を割ってそいつを食い始めた。
と、その途端、男がぶっ倒れた。毒入りだったようだ。
店員が来て、男の死体を片付け始めた。
俺は店員に尋ねた。
「それいくつ目だい?」
「二つ目です」
俺は安心して、ハンバーグ定食を待った。
ホラー
公開:25/10/16 21:14
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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