君のままで

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朝の光が部屋に差し込む。
隣の君は伸びをしながら、のんびりと体をほぐしている。
その姿を見ているだけで、1日の始まりを感じる。毎朝君を見つめるためだけの時間が流れるのが嬉しい。

言葉を交わさなくても、君の心の声は全部届いている。
そっと頭をすり寄せるだけで、私に伝わってくる大切なものがある。
君の存在をかみしめる。

月日がどれだけ過ぎようと
「そのままの君でいてほしい」
まだ知らない君を、もっと知りたいんだ。
日々違う表情や仕草、体温。
全てが私の胸を揺さぶる。

気づくと、
君はまた静かに眠っている。
寝息さえも私には愛おしく感じられる。

君がこの世界にいるだけで、私の心を満たしてくれる。
そう思うと、自然と笑みがこぼれる。

私はそっと手を伸ばし、君の柔らかな背中に触れる。
そして心の中で誓う。
この小さな相棒の毎日を、これからもずっと見守り続けようと。
私の大好きな猫を。
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公開:25/10/07 23:05

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