父のチビチビール
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僕の父さんは、ビールが大好きだ。今日も仕事から帰ってくると、缶ビールを開ける。
プシュッ!
トクトクトク
グラスにビールを注ぎ、父さんはビールを飲む。
チビチビチビチビ
「ぷはーっ!」
僕はいつも不思議に思っている。それは、ビールが好きなのになんで父さんはビールをチビチビ飲むのだろうって。
「父さん、なんでいつもビールをチビチビ飲むの?」
「え? いや、俺はビールが苦手だからなあ」
「え?」
意外な答えに僕は驚いた。
「じゃあなんでいつもビールを飲むの?」
「そうだなあ。俺がまだ子供だった頃、俺にとって自分の父親が憧れだったんだ。俺の父親はビールが大好きでな。いつかあんなふうになりたいって、思ってたんだ」
「へえ〜。でも、なんで憧れたの?」
「それは、幸せそうだったからだよ」
「父さんは、幸せ?」
そう聞くと、少し考えて言った。
「うーん、ビールを飲んでる時以外はな」
プシュッ!
トクトクトク
グラスにビールを注ぎ、父さんはビールを飲む。
チビチビチビチビ
「ぷはーっ!」
僕はいつも不思議に思っている。それは、ビールが好きなのになんで父さんはビールをチビチビ飲むのだろうって。
「父さん、なんでいつもビールをチビチビ飲むの?」
「え? いや、俺はビールが苦手だからなあ」
「え?」
意外な答えに僕は驚いた。
「じゃあなんでいつもビールを飲むの?」
「そうだなあ。俺がまだ子供だった頃、俺にとって自分の父親が憧れだったんだ。俺の父親はビールが大好きでな。いつかあんなふうになりたいって、思ってたんだ」
「へえ〜。でも、なんで憧れたの?」
「それは、幸せそうだったからだよ」
「父さんは、幸せ?」
そう聞くと、少し考えて言った。
「うーん、ビールを飲んでる時以外はな」
その他
公開:25/10/05 14:18
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