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すべすべ美肌をゲット、という広告につられてその温泉宿にやってきた。
案内してくれた女将はたしかにお肌すべすべだった。
「温泉の効能ですか?」
私がたずねると、女将は意味深な笑みをうかべた。
それからお待ちかねの温泉へ向かった。
やや黄色味がかったお湯は、炭酸泉のようだ。
すぐに身体がぽかぽか温まる。何だかとっても気持ちいい。
「……ヒック」
あれ?
しゃっくりが止まらなくなった。頭がぼうっとしてくる。
気がつくと隣に女将がいて、心地よさそうに顔を赤らめている。
「いいお湯でしょ?」
女将は温泉を手ですくってみせた。
「ビール好きのための特別な温泉。ビ人の湯よ」
「……え」
そういえばさっきから身体がシュワシュワしている。
「仕上げに内側からも綺麗になりましょうね」
風呂上りに冷えたビールで女将と乾杯する。
ゴクゴク、ぷはあ。最高だ。
美人になったかどうか不明だが、ビ人にはなれた気がする。
案内してくれた女将はたしかにお肌すべすべだった。
「温泉の効能ですか?」
私がたずねると、女将は意味深な笑みをうかべた。
それからお待ちかねの温泉へ向かった。
やや黄色味がかったお湯は、炭酸泉のようだ。
すぐに身体がぽかぽか温まる。何だかとっても気持ちいい。
「……ヒック」
あれ?
しゃっくりが止まらなくなった。頭がぼうっとしてくる。
気がつくと隣に女将がいて、心地よさそうに顔を赤らめている。
「いいお湯でしょ?」
女将は温泉を手ですくってみせた。
「ビール好きのための特別な温泉。ビ人の湯よ」
「……え」
そういえばさっきから身体がシュワシュワしている。
「仕上げに内側からも綺麗になりましょうね」
風呂上りに冷えたビールで女将と乾杯する。
ゴクゴク、ぷはあ。最高だ。
美人になったかどうか不明だが、ビ人にはなれた気がする。
ファンタジー
公開:25/09/30 22:57
更新:25/09/30 23:03
更新:25/09/30 23:03
さすらいのショートショートガーデニスト。
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