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圭太とのデートで、古いお化け屋敷に入った。案内のおじいさんが妙なことを言う。
「分かれ道が三つあるが、お二人、同じ道を進んでくだされ」
私たちは顔を見合わせた。カップルで来ているんだから当り前じゃないの。
最初の分かれ道は右に進んだ。一つ目小僧にろくろ首。あまり怖くない。
二つ目の分かれ道は左に。今度はドラキュラ。これも大したことない。
最後の分かれ道。
「ねえ、別々の道を行ってみない?」
「でも、案内のおじいさんが……」
「いいよ。気にしなくても」
気が進まなそうな圭太を説き伏せ、私は右に彼は左に。今度は血みどろの首無しお化け。これも定番だ。
最後のエリアを抜け外に出た。
あれ、圭太がいない。ちょっと待っていようか。
なかなか出てこない。もしかして……
その時、後ろから突然誰かに手で目隠しされた。
「だあれだ」
「圭太、脅かさないでよ」
振り向くと……
「分かれ道が三つあるが、お二人、同じ道を進んでくだされ」
私たちは顔を見合わせた。カップルで来ているんだから当り前じゃないの。
最初の分かれ道は右に進んだ。一つ目小僧にろくろ首。あまり怖くない。
二つ目の分かれ道は左に。今度はドラキュラ。これも大したことない。
最後の分かれ道。
「ねえ、別々の道を行ってみない?」
「でも、案内のおじいさんが……」
「いいよ。気にしなくても」
気が進まなそうな圭太を説き伏せ、私は右に彼は左に。今度は血みどろの首無しお化け。これも定番だ。
最後のエリアを抜け外に出た。
あれ、圭太がいない。ちょっと待っていようか。
なかなか出てこない。もしかして……
その時、後ろから突然誰かに手で目隠しされた。
「だあれだ」
「圭太、脅かさないでよ」
振り向くと……
ホラー
公開:25/09/28 08:19
老後の楽しみに、短いものを時々書いています。
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ナラネコ