家庭用家庭裁判所

友人が１週間前に家庭用家庭裁判所（略称・家家裁）を購入した。早くも大活躍しているそうだ。
友人の家は生意気盛りの息子がいるからな…
友人が「宿題はやったの？」と聞くと「もう終わってる」と答える息子。
それに対し家家裁が『虚偽罪が認められました』と通知する。どうやら宿題は終わっていないらしい。
また、弟から玩具を取り上げている様子を内蔵カメラで撮影した家家裁は『今日の午後、強盗罪が認められました』と、証拠の写真を友人のスマホに送ってきたという。
家の中で起こる大小様々なトラブル。それを法律で解決する家家裁。少し口うるさいが、法律も学べる。
私の家にも当然置いてある。家家裁のおかげで私は元夫のモラハラから解放されたし、慰謝料もたっぷりもらえた。
きっと私一人ではそれがモラハラであると気付かなかっただろう。
罪とはそういうもので、知らず知らずのうちに発生している。家家裁はその火消し装置でもある。