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路地裏に奇妙な店を発見した。
看板には“匂い屋”と書かれており、
店内には大小様々な小瓶が並べられている。
気になって暖簾をくぐると
店員らしき女性が声を掛けてきた。
「いらっしゃいませ」
「ここは何のお店ですか?」
「ここではお客様の希望する匂いを販売しております」
詳しく話を聞くと、客から匂いに関するエピソードを聞き
それに沿って香水を調合。
求めている匂いをつくり出してくれるらしい。
「どんな匂いでも出来るんですか?」
「どんな匂いでも可能ですよ」
無機質な笑みを浮かべる女性。
気味の悪さを感じながらも私は興味本位で尋ねた。
「では神様の匂いをつくれますか?」
「もちろん。詳しくお聞かせください」
私は自分の中の神のイメージを
出来る限り言葉にして伝えた。
完成した香水の蓋を開け、
ドキドキしながら鼻を近付ける。
そこから漂ってきたのは
飼い猫のお腹の匂いだった。
看板には“匂い屋”と書かれており、
店内には大小様々な小瓶が並べられている。
気になって暖簾をくぐると
店員らしき女性が声を掛けてきた。
「いらっしゃいませ」
「ここは何のお店ですか?」
「ここではお客様の希望する匂いを販売しております」
詳しく話を聞くと、客から匂いに関するエピソードを聞き
それに沿って香水を調合。
求めている匂いをつくり出してくれるらしい。
「どんな匂いでも出来るんですか?」
「どんな匂いでも可能ですよ」
無機質な笑みを浮かべる女性。
気味の悪さを感じながらも私は興味本位で尋ねた。
「では神様の匂いをつくれますか?」
「もちろん。詳しくお聞かせください」
私は自分の中の神のイメージを
出来る限り言葉にして伝えた。
完成した香水の蓋を開け、
ドキドキしながら鼻を近付ける。
そこから漂ってきたのは
飼い猫のお腹の匂いだった。
その他
公開:25/08/26 18:20
ふと思いついた作品を投稿していきます。おそらく頻度は遅めです…
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