犬と夜の散歩
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miは大吉という柴犬を飼っている。マンションの庭先には百日紅が夏の名残を告げていた。立秋を迎えたとはいえ、残暑の熱気がアスファルトにこもっている。大吉が嫌がるので、散歩は夜になる。
夜の住宅街は遠くから虫の声と涼しげな夜風が広がっていた。街頭に照らされた影が並んで伸び、miはそれを見るのが好きだった。
散歩嫌いで帰りたがる大吉を宥めながら散歩を続ける。散歩好きなmiからしたら若干のストレス。だが大吉と触れ合う時間は愛おしい。
帰宅後、miは笑みを浮かべながらミルクをマグカップに注ぎ、ソファーで寛ぎながらボンヤリとテレビを観ながら飲む。束の間の幸せを味わう。
気分が良いmiは側にいる大吉の背中を撫でる。ミルクの匂いが苦手な大吉は明らかに怪訝そうな表情を浮かべる。
「大ちゃん。あなたがいけないのよ。私の側から離れないんだから。」そういってmiは大吉をゲージに入れて一息つくのだった。
夜の住宅街は遠くから虫の声と涼しげな夜風が広がっていた。街頭に照らされた影が並んで伸び、miはそれを見るのが好きだった。
散歩嫌いで帰りたがる大吉を宥めながら散歩を続ける。散歩好きなmiからしたら若干のストレス。だが大吉と触れ合う時間は愛おしい。
帰宅後、miは笑みを浮かべながらミルクをマグカップに注ぎ、ソファーで寛ぎながらボンヤリとテレビを観ながら飲む。束の間の幸せを味わう。
気分が良いmiは側にいる大吉の背中を撫でる。ミルクの匂いが苦手な大吉は明らかに怪訝そうな表情を浮かべる。
「大ちゃん。あなたがいけないのよ。私の側から離れないんだから。」そういってmiは大吉をゲージに入れて一息つくのだった。
その他
公開:25/08/20 08:41
仕事でデータなどの数値を扱っているうちに、創作意欲が湧いてきてしまいました。
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