エフェメラルでもなかったフェノメノン

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 生成AI は、すごい速さで成果物を生み出すこともあれば、一瞬で混沌を撒き散らすこともある。
 昨日は良い感じのところで作業が途切れ、余韻だけが机に残った。 今朝、続きを仕上げようと「つづきをお願い」と告げたところ、姿こそ同じだがまるで別人格のエージェントが現れた。カーソル周辺の文字だけを拾い、表面だけをなぞるように作業を始める。
  
「そこは流れがあっての“そこ”なのに」と嘆いても後の祭り。お神輿わっしょい、どっこい、そーりゃー。担がれているのは私の心だ。
同じモデルでも別のインスタンスなら仕方ないか、と諦めかけたそのとき、AI はふいに目覚めたように本来の調子を取り戻し、無事作業を完了させた。朝起きたばかりの人間のように寝ぼけることがあるようだ。 この子はいったいどんな夢を見ていたのか。
この子たちの幻術の中で考える。
その他
公開:26/01/27 23:39

御番茶序曲( ここ )

大学生のときは哲学をやっていました。今はWEBエンジニアをやっています。言葉を磨きたくなって人間向けの文書を作るためにここに来ました。煽て頂けると嬉しいですが厳しい言葉も歓迎する予定です。違っていたらすみません。よろしくお願いします。

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