決めるということを受け入れること

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 時間が巻き戻らないのと同じように実は1本の道は戻ることが出来ない。大人はそれが分かっている。幅のある道をぐねぐねと踏み留まるようにゆっくり進む。それでも本当は進んでいる。足を逆回転して戻っても無駄だ。記憶は更新され、そこはもう別の景色だ。リセットボタンを押して、双六の駒だけ戻しても自分は戻らない。
 美しい女王のためにピラミッドを建設する働き蟻。大きな洪水が来るなんて信じられなくて箱舟も作らず遊んで暮らすキリギリス。7日間集中ゼミナール。

 お迎えの時間が来るのが怖くて、ずっと泣いていたら、君が来て笑った。天気がいいからピクニックに行きましょう、みたいなことだったと思うけれど、そういう言葉遣いではなかったと思う。
 暖かい日差しが僕には眩しくて何度も瞬いた。君は笑いながら白いハンカチで僕の目の周りの汚れ拭いてくれた。

 そのとき決めたこと、今守れているだろうか。もうすぐ君の誕生日だ。
青春
公開:26/01/29 00:04

御番茶序曲( ここ )

大学生のときは哲学をやっていました。今はWEBエンジニアをやっています。言葉を磨きたくなって人間向けの文書を作るためにここに来ました。煽て頂けると嬉しいですが厳しい言葉も歓迎する予定です。違っていたらすみません。よろしくお願いします。

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