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「失礼します。」
スーツ姿の青年が面接室に入った。
だが、そこはマッサージ店のような空間だった。
「どうぞ、ベッドに横になってください。」
白いリネン服の若い女性がそう言った。
「本日はあなたを癒すためにお呼びしたのです。もちろん、お金はかかりません。」
青年は迷った末に服を着替え、ベッドへ横になった。女性が首から背中をマッサージし始める。
「かなり凝ってますね。緊張なさってますか?」
「はい。だから、終わるとすごく疲れます。」
「でしたら、今日は精神的にも疲れを取ってもらいましょう。普段言えない本音を聞かせてください。」
青年は「あの面接が嫌だった」などと本音を吐露した。すると、体から力が抜け、ゆっくり目を閉じて眠りに落ちた。
部屋の壁のマジックミラーの奥、そこに二人の面接官がいた。
「どうですか?」
「不採用だね。簡単に自己を解放する人間は、諜報機関にいらん。」
スーツ姿の青年が面接室に入った。
だが、そこはマッサージ店のような空間だった。
「どうぞ、ベッドに横になってください。」
白いリネン服の若い女性がそう言った。
「本日はあなたを癒すためにお呼びしたのです。もちろん、お金はかかりません。」
青年は迷った末に服を着替え、ベッドへ横になった。女性が首から背中をマッサージし始める。
「かなり凝ってますね。緊張なさってますか?」
「はい。だから、終わるとすごく疲れます。」
「でしたら、今日は精神的にも疲れを取ってもらいましょう。普段言えない本音を聞かせてください。」
青年は「あの面接が嫌だった」などと本音を吐露した。すると、体から力が抜け、ゆっくり目を閉じて眠りに落ちた。
部屋の壁のマジックミラーの奥、そこに二人の面接官がいた。
「どうですか?」
「不採用だね。簡単に自己を解放する人間は、諜報機関にいらん。」
その他
公開:26/01/24 13:42
加賀美 秋彦と申します。
学生時代からのショートショート好きが高じて、2025年4月から自分でも書き始めました。
幅広く色々なジャンルの作品を書いていきたいと思っております。
よろしくお願いします。
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加賀美 秋彦