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その町には、
困った人のための
「声かけ所」がある。
中には机が一つ。
紙が置いてある。
――誰に声をかけますか。
名前を書く。
書けない場合は、
空欄でもよい。
係の人は言う。
「声は必ず届きます」
「ただし、返事は保証できません」
多くの人は、
家族や友人の名を書く。
中には、
「まだ知らない誰か」
とだけ書く人もいる。
私は、
何も書かずに出した。
しばらくして、
通知が届く。
《あなたが
誰かに
呼ばれています》
名前はない。
用件もない。
ただ、
出ないままでいると、
声かけ所から
次の紙が届いた。
――あなたは、
誰に
呼ばれたかったのですか。
私は、
その紙を
まだ出せずにいる。
困った人のための
「声かけ所」がある。
中には机が一つ。
紙が置いてある。
――誰に声をかけますか。
名前を書く。
書けない場合は、
空欄でもよい。
係の人は言う。
「声は必ず届きます」
「ただし、返事は保証できません」
多くの人は、
家族や友人の名を書く。
中には、
「まだ知らない誰か」
とだけ書く人もいる。
私は、
何も書かずに出した。
しばらくして、
通知が届く。
《あなたが
誰かに
呼ばれています》
名前はない。
用件もない。
ただ、
出ないままでいると、
声かけ所から
次の紙が届いた。
――あなたは、
誰に
呼ばれたかったのですか。
私は、
その紙を
まだ出せずにいる。
その他
公開:26/01/14 06:03
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