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ある日、次郎君が街角でスマホを見ていると、目の前に、鳥の様な、人の様な者が現れました。
それは“天狗”だったのです。
それが言うには、自分は江戸の山の中に住むカラス天狗で、今、時を飛び越える術を試している。半刻(約一時間)ほどこの時代にいられるというのです。
「そなたは何を見ておるか」
「スマホです」
「ほお、それは遠い異国の景色も見られるのか」
というので、世界の風景が見れるサイトで、ライブストリームを見せてあげました。
天狗は面白がって興じ、喜んで、
「かたじけない。お礼に隠れ蓑(かくれみの)を進ぜよう」と言います。
そして「しかしその、すまほという物は、そなたの他にも皆、持っておるようじゃ。それゆえ、この隠れ蓑は一度きりの使い捨て用じゃが、許せ。では心して使え」
と言って消えました。
さて、不思議な使い捨てアイテムを手にした次郎君。一回だけ消えられる機会。
いつ使おうかと考え中です。
それは“天狗”だったのです。
それが言うには、自分は江戸の山の中に住むカラス天狗で、今、時を飛び越える術を試している。半刻(約一時間)ほどこの時代にいられるというのです。
「そなたは何を見ておるか」
「スマホです」
「ほお、それは遠い異国の景色も見られるのか」
というので、世界の風景が見れるサイトで、ライブストリームを見せてあげました。
天狗は面白がって興じ、喜んで、
「かたじけない。お礼に隠れ蓑(かくれみの)を進ぜよう」と言います。
そして「しかしその、すまほという物は、そなたの他にも皆、持っておるようじゃ。それゆえ、この隠れ蓑は一度きりの使い捨て用じゃが、許せ。では心して使え」
と言って消えました。
さて、不思議な使い捨てアイテムを手にした次郎君。一回だけ消えられる機会。
いつ使おうかと考え中です。
ファンタジー
公開:26/01/12 23:00
天狗の隠れ蓑
隠れみの
彦一ばなし
現代版
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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tamaonion