黒い土壌ep3

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 日中に物陰に隠れ、深更に勝手口土間の天井で待ち構えた。
 二階から階段を降りる人間の足音が聞こえ、太郎は急降下する姿勢をとった。足音が近づき、勝手口の電灯が光ると同時に黒い影が現れた。太郎はこれぞ憎き涼夏の頭部だと察し、力強く天井を蹴った。柔らかく黒い土壌に降りた。ほのかな柑橘の臭いと温かみを感じた瞬間、太郎は意識を失った。(了)
ファンタジー
公開:26/01/09 10:01
更新:26/01/09 10:04

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