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その建物には、
「ねむっているもの」と書いてあった。
中に入ると、
大人が紙を書いている。
「自分の中にあるものを
書いてください」と
係の人が言う。
大人たちは、
むずかしい顔で
ペンを止めたり、
消したりしていた。
奥の部屋には、
小さなベッドが並んでいる。
名前の札が付いていて、
「やさしさ」
「運のよさ」
「無邪気さ」
と書かれている。
ぼくは聞いた。
「これ、起こしていいの?」
係の人は、
少し困ってから言った。
「起きるときは、
勝手に起きます」
帰るとき、
さっき見たはずの
一つのベッドが空いていた。
札だけが、
きれいに
たたんで置いてある。
「すでに起きてます」
ぼくは、
それを見て思った。
さっきから
大人が、
よく笑っている。
「ねむっているもの」と書いてあった。
中に入ると、
大人が紙を書いている。
「自分の中にあるものを
書いてください」と
係の人が言う。
大人たちは、
むずかしい顔で
ペンを止めたり、
消したりしていた。
奥の部屋には、
小さなベッドが並んでいる。
名前の札が付いていて、
「やさしさ」
「運のよさ」
「無邪気さ」
と書かれている。
ぼくは聞いた。
「これ、起こしていいの?」
係の人は、
少し困ってから言った。
「起きるときは、
勝手に起きます」
帰るとき、
さっき見たはずの
一つのベッドが空いていた。
札だけが、
きれいに
たたんで置いてある。
「すでに起きてます」
ぼくは、
それを見て思った。
さっきから
大人が、
よく笑っている。
SF
公開:26/01/04 22:48
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